院長日記
2010.08.11 歯周病治療について
歯周病にかかってしまったからといっても、なくさなくてもよい歯をなくしてしまうのはもったいないことです。
但し、治療をするには、歯科医師と患者さんのどちらかが手を抜いてもうまくいきません。
<歯周病の治療>
1 歯ぐきが赤く腫れ上がる、歯石がたまり出血する等の症
状の場合。
歯ぐきをきれいにし(歯石などを取る)、正しいブラッシングをす
ることで治すことが出来ます。
また抗生物質等の薬を投与することもあります。
2 ポケットの炎症が慢性化し膿が出る、歯が浮いた感じがし
て強く噛むと痛みを伴う、歯がぐらつく等の症状の場合。
歯石を取り除き、歯を一時的に固定してブラッシング、薬の投
与で治すようにします。
最初に悪くなった歯肉を切り取ってしまうこともあります。
ただし、炎症がおさまっても、このころは歯を支えている歯槽骨
というところが溶けだしていますので、ぐらつきが残ってしまう
ことがあります。
そのような場合は、最終的な支えを取り付けて歯を固定しま
す。
3 歯の根っこが露出している、歯のぐらつきがひどく硬いも
のが食べられない等の症状の場合。
このような症状でも歯を抜かずに治す方法が考え出されていま
す。
例えば、歯ぐきを切り開いて人工の膜を入れ、溶けだしてしまっ
た歯槽骨を再生する方法です。
また、溶けて無くなってしまった歯槽骨の代わりにセラミック材
を使って歯槽骨を再生しようといった方法もあります。
4 どうしても抜かざるを得ない状態でもすべてをあきらめる
のではなく、救える歯は残すようにしましょう。
義歯を入れる際の支えになります。放っておくと総入れ歯
になってしまいます。
歯周病にはむし歯のような激しい痛みはないので、気づかないうちに症状が悪化してしまうことが多いので、定期的に検診を受けましょう。
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